

1. 症状(患者データ・主訴)
- 患者:猫 7歳 女の子
- 主訴:1年前から左目が黒く濁ってきたとのことで来院されました。
2.検査・診断結果
眼圧測定を行ったところ、左眼の眼圧が明らかに高い状態でした。 さらにエコー検査とスリットランプ検査を実施したところ、 虹彩が黒くなり、盛り上がる変化が見られました。
この所見から、虹彩の腫瘍が疑われる状態と判断しました。
3. 治療・手術
腫瘍の進行や眼圧上昇による痛みのリスクを考慮し、 眼球摘出術を実施しました。
摘出した眼球を病理検査に提出したところ、 瀰漫性虹彩メラノーマ(びまんせいこうさいメラノーマ)と診断されました。
眼にも悪性腫瘍が発生することがあり、 場合によっては眼球摘出を行わざるを得ないこともあります。
摘出後は、眼の部分が陥没してしまうことがありますが、 できるだけ自然な見た目になるように、陥没しないよう工夫して縫合しました。
4. 経過
手術後は順調に回復し、 現在は痛みもなく、元気に過ごしています。
🌼 飼い主さまへのメッセージ
目の変化は、痛みがなくても重大な病気が隠れていることがあります。
「目の色が変わった」「黒く濁ってきた」「目が大きくなってきた」などの変化が見られたら、 早めの検査がとても大切です。
眼の病気は早期発見・早期治療で、 痛みを防ぎ、生活の質を守ることができます。
気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
